



















自らの過去に由来する様々なイメージ、社会の中での位置付けと思想。 思考する時、頭の中を巡る言葉にできない概念を、敢えて「グラフィズム」と名付けることにした。 その実践の結果の出力物である、卒業制作『グラフィズム』は、4つの制作物から成立する。 ⑴ The 50 Graphics ⑵ The 13 Symbols ⑶ The 13 Moving Symbols ⑷ Graphic Standards Manual *各作品詳細は、PROJECTSから閲覧できます。 この作品群は、筑波大学芸術専門学群の2020年度の卒業制作に於いて、茗渓会賞(銀賞に当たる)を受賞しました。 − 『The 13 Symbols』は、日本の13省庁(2021年1月現在)のシンボルマークのリデザインである。 日本における公共のグラフィックデザインの衰退に対する、グラフィズムの実践である。極めて内向的な『The 50 Graphics』と対を成す、外向的、社会的な定着とした。 *ここに掲載した写真は、4つの制作物を複合的に展示した際に撮影したものです。 制作は、各省庁のウェブサイト等の資料を読解する作業から始め、そこから抽出したそれぞれ2つづつのキーワード(例:内閣府 = 知性 / 孤高)を起点に、単色で表現できる平面形態を探った。 明快、恒久、魅力的の3点を条件に独特の形を導き出し、日章旗から引用した赤色の正円と名称を組み合わせて、各省庁のシンボルとした。 名称のタイポグラフィは、文字のエレメントに正円のイメージを与えている。 また、全てのシンボルは、『The 13 Moving Symbols』として動態も設計され、オンスクリーンの展開にも対応する。 *細かなデザインの意図や運用のルールは、『Graphic Standards Manual』のページをご覧下さい。 *モーションの詳細は、『The 13 Moving Symbols』のページをご覧下さい。